音楽用語辞典

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ポケ版音楽用語辞典
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→ hate --                

hâte【仏アート】急いで, 急速。


habanera【西ハバネラ】ハバネラ。G.Bizetの《カルメン》第1幕中のアリア「恋は気ままな小鳥」にも取り上げられたスペインの特徴的舞曲。テンポは中庸で2/4拍子。キューバのハバナを中心として起こったダンスと曲。アルゼンチンにもたらされタンゴの元になったという説も。


halb【独ハルプ】= half; halbton 半音。


halbe note【独ハルベ・ノーテ】2分音符。= half-note;


halbe pause【独ハルベ・パウゼ】2分休符。= half-rest;


halbe taktnote【独ハルベ・タクトノーテ】2分音符。


halber bogen【独ハルバ・ボーゲン】半分の弓で。[略 H.B.]⇔ Ganzer Bogen;


halbeschluss【独ハルプシュルス】半終止。= half-cadence;


half cadence【ハーフ・ケーデンス】半終止。  


half note【ハーフ・ノート】2分音符。=minim (英), blanche (仏), minima, bianca (伊), blanca (西);


half pedal【ハーフ・ペドル】ダンパーペダルの踏み込みを半分にすること。


half tube instrument【ハーフ・チューブ・インストルーメント】半管楽器(全管に対する)。金管の全長で鳴るペダルトーン(基音)は楽音として使えないため第2倍音を基にした金管楽器。


haldi【仏アルディ】大胆な, 思い切った。


hallelujah【ハレルーヤ】〈主よ誉め称えよ〉の意。ハレルヤ聖歌。


hals【独ハルス】(1)棹。(2)符尾。= stem;


halt【独ハルト】(1)停止。= stop; (2)支え。= support;


haltebogen【独ハルテボーゲン】タイ。= tie, cravatta (伊);


hammer【独ハマー】ハンマー。《参》楽器として存在するものではないが, G.Mahler《第6番「悲劇的」》第3楽章で「金属でない性質の槌で斧を打ち込むように」の指示があり, 木製の掛矢で力強く打ち下ろす。


hammerklavier【独ハマークラヴィーア】(1)19C初頭ドイツにおけるのピアノの呼称。(2)Beethovenピアノ・ソナタで《Große Sonate für das Hammerklavier》という指定がある3曲のうち, 特に《No. 29 in B flat major, Op. 106》をさす通称。


hammond organ【ハモンド・オーガン】1934年 Lawrence Hammond (米)発明による電子オルガンの一。


handlung【独ハントルンク】= action; (歌劇などの物語の)筋。


hardcore【ハードコア】〈妥協しない, 筋金入りの〉の意。音楽ジャンルの一。ハードコア・パンクの略称。反戦, 反核, 反権力など社会的・政治的なテーマを掲げ, がなるような歌と共に荒々しいサウンドをより過激に追及する特徴を持つ。


harfe【独ハルフェ】= harp (英), harpe (仏ハルペ), arpa (伊);


hardi【仏アルディ】大胆な, 思い切った。= bold;


harmmond organ【ハモンド・オーガン】ハモンドオルガン。


harmonic【ハーモニック】和声的な。


harmonic figuration【ハーモニック・フィギュレーション】(1)アルページォ。(2)分散和音。= broken chords;


harmonic minor scale【ハーモニック・マイナー・スケール】和声的短音階。


harmonic overtone【ハーモニック・オーバートーン】倍音。= harmonics, harmonischer Oberton (独), harmoniques (仏), ipertono (伊);


harmonic progression【ハーモニック・プログレッション】和音連結。効果的に和音進行させること。= Akkordvorbindung, Akkordfolge;


harmonic rhythm【ハーモニック・リズム】和声リズム。和声の変化によって生じるリズム・パターン。


harmonics【ハーモニックス】(1)倍音。ヴァイオリンなどの弦楽器で左手の指を弦に軽く触れることによって倍音を響かせる奏法。表記は,音符の上に ○印を付ける。natural harmonics 開放弦による倍音。artifical harmonics 左手指で押さえている音の完全4度上を, さらに左手指で軽く触れて作る倍音で, ヴァイオリンとヴィオラで用いる。ハープでの奏法は, 弦の中央を掌の小指側のふくれた部分で押さえながら同時にはじく。(2)flageolet tones; harmonic series 倍音列。


harmonie【仏アルモニー】(1)和声, 調べ。(2)吹奏楽団。= harmony;


harmoniefremde töne【独ハルモニーフレムデ・テーネ】非和声音。= nonharmonic tones;


harmonieux,se【仏アルモニウー, ニゥーズ】調和のとれた, 調子のよい。


harmonize【ハーモナイズ】(1)~に和声をつける。(2)調和させる。


harmonium【独ハルモニューム】リード・オルガン。


harp【ハープ】(1)ハープ。通常47弦と左ペダル3本, 右ペダル4本からなる。弦はC音が赤, F音は青色, 低音部の金属弦は, CF音が黄銅色, 他は白銅色をしている。ペダル付きハープは, グランドハープという。= harpe (仏アルプ); (2)ブルースに使う10穴ハーモニカ。


harp pedal【ハープ・ペドル】ピアノのソフト・ペダル。


harp style【ハープ・スタイル】アルページョで。


harpeggiate【伊アルペジァーテ】アルページョで。


harpsichord【ハープシコード】ハープシコード, チェンバロ。


hart【独ハート】= hard; (1)硬い, 堅き。(2)厳しい。


hastig【独ハスティック】急速に。= affrettato; 


hâte【仏アート】急速。a la hate急いで。


haupt【独ハウプト】頭, 上部。= head;


hauptdreikange【独ハウプトドライケンゲ】主要三和音。


hauptnoten【独ハウプトノーテン】主音。


hauptsatz【独ハウプトザッツ】主(要)楽節。ソナタ形式における第1主題。= principal section, thème principal;


hauptschluss【独ハウプトシュルッス】完全終止。


hauptton【独ハウプトトン】根音, 基音。= stammton;


hauptzeitmaß【独ハウプトツァイトマース】冒頭のテンポ。


hauptwerk【独ハウプトヴェルク】(オルガンの)主要鍵盤。《参》oberwerk 上鍵盤。brustwerk 胸鍵盤。unterwerk, , rückpositiv 下鍵盤。


hausse【仏オース】(弦楽器の弓)の)フロッグ。= Frosch (独), talon (仏);


hausser【仏オセ】音を高くする。


haut【仏オー】(1)高い, 鋭い。(2)大声で。hoch(独ホーホ), alto(伊), ⇔ bas ;